2017年12月19日

BL小説「かわいくしててね」渡海奈穂


渡海奈穂「かわいくしててね」

>>可愛いものが好きで、部屋では猫をかわいがり、猫グッズや可愛い小物に囲まれて暮らす垣内。会社では、歯に衣着せぬ物言いで場の空気を悪くする同僚の二本木に悩まされていたが・・・・・

垣内は、気持ち悪がられるからと、周囲には猫好きや可愛いもの好きを内緒にしています。
そういうところも含めて、周囲に気を使う、空気読みすぎるタイプの人間。
まあ、日本人には一番多いかも?
ていうか、あー・・・・・
まんま自分じゃん(笑)

場の空気が悪いと、自分のせいじゃないのにやきもきして胃が痛くなるタイプですね。
雰囲気が悪いと俺が嫌なんだ!という垣内君。
わかる、わかるよ〜
気にするなと言われても気になっちゃうし、安らげないんですよね〜。
垣内君にはめっちゃ共感しましたです。
もう他人に思えない(笑)

で、同僚の二本木。
空気は読まず、言いたいことをストレートに言い、反感も買うがズバリと言ったことで好転したり、しかも仕事はできる。
ようするにまったく垣内君と正反対。
つまり私とも正反対(笑)
あー・・・・・たまにおるよなー、こういうやつ。
ほんと、こういうのが横にいるとこっちが胃が痛くなります。
しかも二本木の言動がほんと、ひどい。
「化粧濃すぎて笑いとるレベル」とか「座って息だけしてろ」とか・・・・言えねー・・・・。
そう、みんな思ってるけど言えないでいることを平気で言っちゃうタイプなんですね。
女性も上司も顧客もお構いなし。
それに対して垣内君は「嫌な奴」と思いながらも、「言い方ってもんが」と説教しながらも、どこか憧れを抱いてしまう・・・・・。
あー・・・・・。
これもわかるわー
前半、二人のやり取りが、すっごく思い当たる節が多くて、共感しすぎて他人事とは思えないで読んでしまいました(笑)
性格反対のケンカップルが新鮮ですね。会話が面白いし。
前半は、そういうわけでとってもおもしろかったのですが、二人ともBLっぽい兆しもないんで、あれ?これBLだったよな?と思ってしまうほど。
言い合いを重ねるうちに理解もできるようになって、二人で飲みにいったりもするようになるんですが、それだって居酒屋で飲んでるだけ。
リーマン小説か!っていう(笑)
しかし。

BLへの道は猫を通してやってきたのです!
猫に好かれたい一心で、垣内の部屋に通い詰めるようになる二本木。
やっとBLな展開に・・・と思ったのもつかの間、なにしろ二本木が情緒未発達な性格なので、思わせぶりなことを言うわりに、なかなか恋への自覚が始まらない。
垣内のほうは、二本木を泊まらせて、手料理を食べさせて、猫や同僚との仲を取り持ったりと、おかんかっていう・・・・垣内がんばれ(笑)
後半は、なかなか発展しない二人にじれじれ萌え萌えしながら、これはこれで楽しいなあ、と。
ケンカップルで始まった二人でしたが、二人の気持ちが通じ合った後は意外にベタ甘々でした。
で、これはこれでいい(笑)
意外と最後は二本木が可愛くなっちゃったことに驚きです


猫ちゃんはかわいいし(二本木が嫌われてるせいで姿が見えなくて登場が少ないのが残念だけど)、オフィスの人々もそれぞれのキャラがちゃんとあって、ストーリーの流れや二人の気持ちの移り変わりもスムーズで、初読みの作家さんでしたが面白かったです。
垣内、今後も二本木を躾けていくんだろうなあ(笑)
いいカップルになりました
全191ページ。

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posted by f at 08:56 | Comment(0) | BL小説>BL小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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